Proto House Case#2

Proto House Case#2

シンプルな都市型住宅をケーススタディしました。敷地面積17坪の住居地域、前面面道路は4mを想定しています。

縦型式住宅
都会の狭小地に対応する、空間を縦に使った「縦型式住居」です。ここでは地下と空に向かって空間の広がりを求めました。各階をコンパクトに積み上げ、屋上や吹抜を設けることで平面的な面積以上の空間の豊かさを得ることが出来ます。

スケルトン・インフィル
スケルトン・インフィルの考え方を応用。 スケルトン(躯体)はRC(鉄筋コンクリート)で堅牢な躯体を造り、インフィル(中身)はフレキシブルにしています。 家族構成や使い勝手に応じ、様々なプラン変更に対応します。 地下は音楽スタジオにしたい、ホームシアターにしたい、子供部屋はロフトがいい、ロフトをゲストルームを兼ねた書斎にしたい、1階はSOHOやお店にしたい・・・・・・など限り無い要求を可能にする空間です。

フレキシブル
環境条件にも柔軟に対応しています。例えば、道路が北側でも南側でも西側でも玄関の位置を微調整すれば対応できます。東側に道路があるときは左右反転したプランになります。
更に、高さを10m以下に抑えているため、都市部以外でも建設可能です(敷地面積と用途地域により異なります)。開口部のありかたひとつで、都市型住宅から別荘まで用途が広がります。例えば都市部なら視線をカットするため開口率を抑える、見晴らしの良いところであれば、前面ガラスにして景観を取り込む・・・・などなど。

五感で楽しむ空間
光と風、木の香り、肌触り、豊かな空間、外の景色、家族の気配・・・・・・都市部においても、人間が本来持っている動物としての機能を取り戻すことができる家です。ちなみにコンクリートも天然素材なのです。

永遠のバカンス
別荘としても使えるプラン、つまりいつでもバカンス気分を味わえる空間です。浴室を4階(ロフト階)に設置すればトップライトからさんさんと光のシャワーを浴びることが可能です。風呂上がりに屋上でビール片手に、気分は都市型リゾートです。

ライフスタイルを反映する器
最小限の土地で縦にフレキシブルに使う空間、いかがですか?あとはあなたのライフスタイルで自由に盛りつけしてください。

構造
RC造一部 鉄骨造
延床面積
115.01m2(34.79坪)
敷地面積
56.25m2(17.01坪)

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