多摩美術大学八王子キャンパス計画 石彫棟
多摩美術大学の彫刻科石彫専攻の実習棟です。
石を削る作業に伴って、粉塵や騒音・振動が発生するため、実習のスペースは屋外を中心に考え、屋根が必要なホイストクレーンのある作業スペースについても光と風が十分入るように考えています。
基本的な構造は、学生のラフな使用にも耐えられる堅牢さが求められるためコンクリート打放しを基調にしています。
半屋外の作業スペースの屋根は鉄骨のフレームにB種の膜構造を採用し、透過してくる光の色味をニュートラルに保つため、白い膜を用いています。