まちだテクノパーク

まちだテクノパーク

多摩美術大学環境デザイン学科設計室メンバーとして参加した産学協同プロジェクトです。
 東京都からの高度化融資を利用した民間のハイテク企業23社からなる共同組合での事業であり、オフィス・工場・研究所・共同施設(食堂・事務局・会議室・開発ラボ)など複数の施設を計画しました。今までの工業団地とは全く性格の異なる、いわばコーポラティブハウスの工場版と言えるコンプレックスです。
 異業種のハイテク関連企業が集まることで新しいビジネスチャンスや相互の刺激、優秀な人材の確保、生産性の向上など様々な新しいメリットやアイデアが生まれました。
 それらを建築にも反映し、21世紀に向けた新しいタイプの工場群をデザインすることになりした。
 中央に道路と転回広場を設けてそこに求心性を持たせることで協同組合としての一体感をもたせ、さらに個別の企業の建物についても別棟であっても建物群含めて統一間のあるデザインと屋根のアールでリズムと緩やかなつながりを感じるようなデザインとしました。
 共同ビルである高層棟には各社の配置に優劣が付かないようにワンフロアーに2社を原則に上に積み重ねていくプランとしました。

 私は全体の計画および高層棟の基本設計から実施設計、全体の現場の監修までを担当しました。

竣工
2001年
所在地
東京/町田市