神宮前・CURE+MA_House

神宮前・CURE+MA_House

原宿の住宅密集地内に中高層の店舗付住宅を計画することから、耐火性と防音性に優れた堅牢な「ハコ」を造ることにしました。
  予算条件は厳しいものの、地盤条件が良かったため、ローコストなRC打放しを選択しました。 敷地は狭小地であることより吹抜を設け内部空間を最大限に確保し、屋上も設け空間の豊かさを縦方向に求めました。
  また裏通りとはいえ、道路に面した部分はプライバシーと解放性のバランスを考慮したファサード構成としました。そして間口の狭い印象をカバーするために細身のスチールサッシュを採用しています。
  階段シャフトは曲面にすることで面積効率を良くすると共にRC打放しの建物であっても優しい印象を与えるように配慮しています。
 この建物は都市と共に住職近接で生活するための選択のひとつではないかと考えています。

竣工
2002年
所在地
東京/渋谷区
構造
RC造 一部 鉄骨造
延床面積
73.65m2(22.27坪)
敷地面積
46.41m2(14.03坪)

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