保土ヶ谷の家・K邸

保土ヶ谷の家・K邸

国道一号線から少し入った川沿いの敷地に計画された。
敷地面積が小さい事、開放的なリビングを望んだが川沿いに遊歩道がありプライバシーの確保が必要な事から、2階にLDKを配置した。

吹抜けを持つ2階LDKはアウターリビングとも呼べる広々としたデッキに面し、川側の南面開口部から溢れんばかりの光を室内へと導く。吹抜けを介してロフトと繋がる。ロフトは将来子供をもうけた時の予備スペースとして計画された。
一階には主寝室や書斎、水回りといったプライベートな正確な部屋を配置。

コストを抑えながらも天然素材(無垢板、珪藻土クロス、天然塗料、天然ワックス)をふんだん使用、書斎やロフトを確保することで将来のライフスタイルの変化に対応できるよう計画されている。収納スペースも充実している。

クライアントは店舗関係の仕事をされていることもあって要望が明快であった。あしげく現場に通い自身でも表札をデザインしたり家具をチョイスしたりと家造りの過程も楽しんでいたのが印象に残る。

 

竣工
2007年12月
所在地
横浜市/保土ヶ谷
構造
木造
延床面積
78.66m2(23.79坪)(ロフト18.21m2除く)
敷地面積
94.28m2 (28.52坪)

photo by K-est works