トルコ・シリア大地震 被災地のみなさまにお見舞い申し上げます。

2月6日に発生した トルコ・シリア大地震 被災地のみなさまにお見舞い申し上げます。

現時点で死者28,000人を超える甚大な人的被害がでております。トルコも地震が多く、現行の耐震基準は日本並みのはずなのですが、以前の建物の耐震改修が進んでおらず「パンケーキクラッシュ」が発生したようです。
また、トルコは耐震基準を満たさなくても政府にお金を払えばOKという法律が2018年に制定されたそうなのです。さらに新築の建物でも被害あるようで、どうも建築基準がほとんど徹底されていないとの報道もあり、これらの要因によって被害を拡大させた可能性が指摘されています。

建築は安心安全のためのシェルターでもあるのです。。。
建築によって守ることができたはずの命のことを思うと建築家としていたたまれなく、残念でなりません。

遠く離れた場所で自分にできうる限りの支援として、下記の2箇所に心ばかりですが、寄付をさせていただきました。
建築関係者のみなさまはもちろん、一般の方におかれましても、どうぞ東北や熊本で海外から受けた支援を忘れずにほんのお気持ちだけでも、心を寄せていただけましたら幸いです。

■義援金・寄付・募金の受けつけ
▼Voluntary Architects’ Network (VAN)|トルコ・シリア地震支援/Relief for Turkey and Syria
建築家・坂茂さんの避難所用・紙の間仕切りシステムなどによる被災地支援プロジェクト
▼駐日トルコ共和国大使館|トルコ大地震 義援金
大使館経由の募金が迅速かつ、中抜きなしに確実に全額届くそうです
■建築・耐震性に関する報道
▼NHK|「パンケーキクラッシュ」で被害拡大か トルコの大地震
▼中央日報|<トルコ地震>無惨に押しつぶされた建物…耐震設計されていない不法建築、被害を拡大させた
▼BBC NEWS|トルコでなぜあれほど多くの建物が倒壊したのか 耐震対策は